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「豆の上で眠る(湊かなえ著)」を読んでみました 

久々にミステリーを読みました。


ここ最近、読書から遠ざかっていたので、久々に手にしてみました。
数ヶ月前に、テレビ放映されていた「リバース」が面白かったことを思い出し、
湊かなえの作品を読んでみようと思い立ち、「豆の上で眠る」を手にしました。 

▼目次

・作品はこんな構成

・大雑把にいうとこんなストーリー

・読んで、見て、思ったこと、考えたこと

 

▼作品はこんな構成

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新潮文庫から発売されており、367ページです。

物語は以下の6部構成で進みます。

初版:2014年3月(新潮社) 

第1章:帰郷
第2章:失踪
第3章:捜索
第4章:迷走
第5章:帰還
第6章:姉妹

▼大雑把にいうとこんなストーリー

ある田舎町に仲良しの「姉妹」がいて、暑い夏の日に、その日一緒に遊んでいた2歳年上の万佑子が行方不明となってしまった。

警察沙汰となり、目撃証言や変質者のうわさはあっても、「」が帰ってくるまでに約2年という時間が必要だった。
帰ってきたことに家族は喜び、普通であればこのまま少しずつ平穏な元の暮らしへ戻るはずが。

帰ってきた「姉」は、自分本当の姉、「万佑子」なのだろうか?

科学も「姉」の記憶も様々な事が、「姉」を証明しているにも関わらず、なぜか「姉」として受け入れられない。その理由とは・・・・?

▼読んで、見て、思ったこと、考えたこと

 小学校低学年の姉妹を中心に、「」の失踪を冷静に捉えながら丁寧に過去を回想しつつ物語が進んでいきます。

大人が思うほど子供は幼くないのかもしれないし、描かれている主人公の視点、出来事に対して思う事、そして過去の記憶も「子供だからありえない」と疑う事なく、「現実的かも」と思いながら読むことができました。

主人公の目線が幼いながらもとても冷静なことは、物語を把握するためにもとても大切で、主人公と同じような所感を持ちながら読み進められるため、それは物語の当事者のように、とても引き込まれました。

巧妙なトリックで誰かが死んだりするわけではなく、「姉」がちゃんと帰ってきながらも本物の「姉」なのか「違和感」をいだくところ、その「違和感」を払拭するために疑問を証明しようと努力しつつも失敗を重ねていくこと、でも拭えないいつまでも残り続ける「違和感」。

主人公の「違和感」は、様々な登場人物の想いと出来事の偶然が重なって成立しているものであり、その「違和感」を追いかけながら物語が進んでいくところに、とても引き込まれる魅力ある作品です。